今回は,前回の加法につづいて減法について勉強しましょう.
2.減法
減法とは,簡単に言うと引き算のことです.
では,正の数・負の数の減法の法則について,説明しましょう.
以下に例をかいておきます.
ここで,皆さんに減法で意識してほしいことがあります.
それは,
①-(マイナス)には符号を反対にする力がある
②減法は加法に変換せよ
ということです.
どういうことでしょうか,説明していきます.
前回,加法の計算方法を学びましたね.
ということは,減法を加法にできれば,計算できちゃうということですよね.
わかりますか.
わざわざ,減法の方法を覚える必要はないのです.
やり方の分かっている加法に変換できれば,計算できてしまうんです.これが,
②減法は加法に変換せよ
です.ここで,変換するのに必要なのが
①-(マイナス)には符号を反対にする力がある
という性質です.
では,詳しく見ていきましょう.
下の式のように,正の数・負の数が混ざった減法の式がありますよね.
(-3)と(-4)の引き算(減法)です.
ではこれを加法に変換します.下の計算の流れを見てください.
どうですか.
(-3)と(-4)の間にあった『-』が
すぐ後ろの(ー4)の符号を反対にして(+4)になり,同時に加法に変換されましたね.
加法に変換された後の計算は,前回勉強した加法の計算方法の通りです.忘れてしまった人は復習してくださいね!
もう1問いきましょう.
どうですか.
(-2)と(+5)の間にあった『-』が
すぐ後ろの(+5)の符号を反対にして(-5)になり,同時に加法に変換されましたね.
この加法への変換と,加法の計算だけわかっていれば
減法の計算もマスターできます.
練習問題です.
(1)(-3)-(-5)
(2)(+3)-(-5)
(3)(+4)-(+1)
(4)(+4)-(-1)
解答です.
(1)(-3)-(-5) =(-3)+(+5)=+(5-3)=+2
(2)(+3)-(-5)=(+3)+(+5)=+(3+5)=+8
(3)(+4)-(+1)=(+4)+(-1)=+(4-1)=+3
(4)(+4)-(-1)=(+4)+(+1)=+(4+1)=+5
どうでしたか,理解できたでしょうか.
質問があったらいつでも受け付けております.
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