加法・減法(1)について勉強しましょう.
1.加法
加法とは,簡単に言うと足し算のことです.
では,正の数・負の数が混ざった時の法則を覚えていきましょう.
下に計算の例をかきます.
ここで,小学校の簡単な足し算5+4=9と何が違うでしょうか.
①かっこ( )が付いていること.
②+と-が付いていること
ですね.
中学の数学では,符号が付く数には,かっこ( )を付けるのが原則です.
後で,かっこ( )を付けなくてよい場合も出てきますので,その時になったら紹介します.
基本的には,符号のつく数にかっこ( )をつけて間違いはありません.
※ただし,2+3=5を,
(+2)(+3)=+5
というように,かっこ( )をつなげて加法に用いるのはルール違反です.
加法は足し算ですので,かっこ( )とかっこ( )の間には+プラスを入れましょう.
では,計算方法を説明します.
①の説明です.
同符号の2数の和とは,(+2)と(+5)の足し算や,(-3)と(-4)の足し算のように
同じ符号のものを足し算することを言います.つまり,
(+2)+(+5)=+7, (-3)+(-4)=-7
ということです.
同符号の2数の和の計算は,まず符号を決めます.
符号は,+同士の足し算なら+のまま,-同士の足し算なら-のままです.
それから2数の絶対値の和を求めて,計算完了です.
②の説明です.
異符号の2数の和とは,(+2)と(-5)の足し算や,(-3)と(+4)の足し算のように
異なる符号のものを足し算することを言います.つまり,
(+2)+(-5)=-3, (-3)+(+4)=+1
ということです.
異符号の2数の和の計算は,まず符号を決めます.
符号は,2つの数のうち絶対値の大きい方の符号を使います.
そのあと,2数の差を引き算して求めて,計算完了です.
③の説明です.
異符号の絶対値の等しい2数の和とは,(-2)と(+2)の足し算や(+5)と(-5)の足し算のことを言います.つまり,
(-2)+(+2)=0
(+5)+(-5)=0
となるのです.これは②と同じ方法で求めればわかると思います.
今日はここまでです.
理解できましたか.
質問があればいつでもどうぞ.
micchi.wixmath@gmail.com
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