数の大小について勉強しましょう.
1.数直線
数直線を使って考えます.
ここで,前回の復習です.
正の数・・・0より大きい数
負の数・・・0より小さい数
でしたね.ということは,数直線上では,0より右が正の数,0より左が負の数になります.
また,0を数直線の原点,右に進む方向を正の向き,左の進む方向を負の向きと言います.
※ここで気を付けてほしいこと!
正の向き,負の向きとは,どちらの方向に進むのかという方向を意味しています.
0より右が正の数,0より左が負の数ということとと区別できるようにしましょう.
ですから,たとえ負の数の範囲でも,例えばー6からー3へ向かう方向は右に進む方向なので正の向きに3進むと言うことが出来ます.
逆に,正の数の範囲でも,+5から+2へ向かう方向は左に進む方向なので負の向きに3進むということが出来ます.
数直線上に点を打つとき,正の数は0より右の方向にのばし,負の数は0より左の方向にのばしていきます.
では,数直線上に,2,4.5,ー1/2(マイナス一分の二)の点を打ってみましょう.
できましたか.上の数直線は0.5ずつ補助線(短い線)が引いてあります.
ー1/2は,-0.5と同じですよね.負の数なので0から左の方向に0.5のばしたところがー0.5です.
2は,正の数なので0から右の方向に2のばしたところが2です.
4.5は,正の数なので0から右の方向に4.5のばしたところが4.5です.
できましたか.
2.数の大小と絶対値
数直線の特徴・・・右にいくほど大きく,左にいくほど小さく
+4と+2はどちらが大きいですか.+4の方が右にあるので+4ですね.
-6とー3はどちらが小さいですか.-6の方が左にあるのでー6ですね.
では,この大きい小さいの関係を,記号を使って表してみましょう.
ここで使う記号を『不等号』といいます.『>』『<』と書きます.
※不等号の読み方
>・・・だいなり
<・・・しょうなり
この記号は,口が開いている方に大きい数がくる,と覚えてください.
+4と+2なら,+2<+4,+4>+2,の2通り書けますが,記号の向きと数の大小関係が合っていれば,どちらで解答しても構いません.
また,3つ以上の数を並べて,不等号で表すこともできます.
・小さい順で並べる・・・-3<+2<+4
・大きい順で並べる・・・+4>+2>ー3
もうひとつ,新しい言葉を勉強しましょう.
絶対値・・・数直線上で,ある数の点と原点との距離
+5は数直線上で0からの距離が5なので,+5の絶対値は5
-3は数直線上で0からの距離が3なので,-3の絶対値は3
となります.
簡単に言うと,絶対値とは,その数の符号+や-を取り除いたものとなります.
どうでしたか理解できましたか.
質問が合ったらいつでもどうぞ
Mail:micchi.wixmath@gmail.com
0コメント