正の数・負の数(2)

数の大小について勉強しましょう.

1.数直線

数直線を使って考えます.

ここで,前回の復習です.

の数・・・0より大きい

の数・・・0より小さい

でしたね.ということは,数直線上では,0より右が正の数0より左が負の数になります.

また,0を数直線の原点,右に進む方向を正の向き,左の進む方向を負の向きと言います.


※ここで気を付けてほしいこと!

正の向き負の向きとは,どちらの方向に進むのかという方向を意味しています.

0より右が正の数,0より左が負の数ということとと区別できるようにしましょう.

ですから,たとえの数の範囲でも,例えばー6からー3へ向かう方向は右に進む方向なので正の向きに3進むと言うことが出来ます.

逆に,の数の範囲でも,+5から+2へ向かう方向は左に進む方向なので負の向きに3進むということが出来ます.


数直線上に点を打つとき,正の数は0より右の方向にのばし,負の数は0より左の方向にのばしていきます.

では,数直線上に,2,4.5,ー1/2(マイナス一分の二)の点を打ってみましょう.

できましたか.上の数直線は0.5ずつ補助線(短い線)が引いてあります.

ー1/2は,-0.5と同じですよね.負の数なので0から左の方向に0.5のばしたところがー0.5です.

2は,正の数なので0から右の方向に2のばしたところが2です.

4.5は,正の数なので0から右の方向に4.5のばしたところが4.5です.

できましたか.


2.数の大小と絶対値

数直線の特徴・・・にいくほどきく,にいくほどさく

+4と+2はどちらが大きいですか.+4の方が右にあるので+4ですね.

-6とー3はどちらが小さいですか.-6の方が左にあるのでー6ですね.

では,この大きい小さいの関係を,記号を使って表してみましょう.

ここで使う記号を『不等号』といいます.『>』『<』と書きます.

※不等号の読み方

>・・・だいなり

<・・・しょうなり

この記号は,口が開いている方に大きい数がくる,と覚えてください.

+4と+2なら,+2<+4,+4>+2,の2通り書けますが,記号の向きと数の大小関係が合っていれば,どちらで解答しても構いません.

また,3つ以上の数を並べて,不等号で表すこともできます.

・小さい順で並べる・・・-3<+2<+4

・大きい順で並べる・・・+4>+2>ー3

もうひとつ,新しい言葉を勉強しましょう.

絶対値・・・数直線上で,ある数の点と原点との距離

+5は数直線上で0からの距離が5なので,+5の絶対値は5

-3は数直線上で0からの距離が3なので,-3の絶対値は3

となります.

簡単に言うと,絶対値とは,その数の符号+や-を取り除いたものとなります.

 

 

 

 

どうでしたか理解できましたか.

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